角膜とは、虹彩と瞳孔の前にある透明な層です。角膜は、虹彩と水晶体を保護し、光が網膜に焦点を結ぶのを助ける働きをしています。角膜は細胞、タンパク質、液体からできています。角膜は脆弱(ぜいじゃく)に見えますが、爪とほとんど同じくらいの硬さです。しかし、接触には極めて敏感です。
眼の内部の構造
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角膜の病気には以下のものがあります。
角膜の病気または損傷は、痛み、流涙(りゅうるい)、見え方の鮮明さ(視力)の低下を引き起こすことがあります。
細隙灯(さいげきとう)顕微鏡 細隙灯顕微鏡検査 眼に何らかの症状が出た場合は、医師の診察を受けるべきです。 しかし、眼の病気の中には、初期段階では症状がほとんどまたはまったくないものもあります。したがって、症状がなくても、眼科医やオプトメトリストによる定期的な検査を1~2年に1回程度(眼の状態によってはもう少し頻繁に)受けるべきです。眼科医とは、眼の病気の評価と(手術を含む)治療を専門... さらに読む は、拡大鏡下に眼を観察できる器具で、角膜の診察に使用されます。診察に際し、医師はフルオレセインという黄緑色の色素を含む点眼薬を投与します。フルオレセインを使用すると、傷ついた部分に一時的に色がつき、普段は目に見えない角膜の損傷部が観察しやすくなります。